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つれづれなるままに

わからないことは言うな!

 以前どこかで書いたかもしれませんが、糸井重里著「インターネット的」(PHP新書)って本、結構面白いですよ。サイトを個人運営している私としては、非常に興味深い本でした。
 私個人的にインターネットの技術論にはあきあきしているというか、よくわからないんです。インターネットのしくみとか、こうやったらホームページができて、こうやったら絵が動いて、人を引きつけるとかいう類の話です。本屋さんのコンピュータ関係のところにいっても、そんな類の本しか見られません。
 インターネットやコンピュータを取り巻く世界でいつも考えてしまうのは、どうしても技術論が先立ってしまうということです。確かに技術論は大事なことですが、それだけではありません。私が個人的にやりたいのはインターネットの技術の習得ではなく、インターネットを使って何かをしたい、具体的には薬剤師として自分の意見を世間に公表しようということです。コンピュータのメンテナンスなんて誰か他のできる人に任せたいというのが本音です。
 何か問題を考えるときに、技術論に関しては考えやすいと思います。比較的割り切れて考えられるから。でも技術論だけでは話が終わりません。一応理科系の私としては、どうしても技術論が先走ってしまい、それを論じていれば満足してしまうというところがあります。

地球

 私がさんざん書いているのは、コンピュータやインターネットの技術のことを考えるのではなく、それを道具として使うと言うことです。このサイトのHTMLはテキストエディタで書いていますが、きっと文法が滅茶苦茶だと思います。とりあえず見られればいいやと。ブラウザがどんどんとバージョンアップしていくと、そのうちに私のサイトが見られなくなるんじゃないかという危惧があるにはあります。でもそうなったときはそうなったときだと。スタイルシートなんていうのも世間では流行っているようで使いたいのですが、よくわからないので採用せずにいます。
 「インターネット的」には次のように書いてあります。
(引用ここから)
 インターネットは「伝える仕組み」です。いわば、人間の生み出す情報という「料理」をすばやくどこにでも届る「お皿」です。ほんとうは、一番面白いのは、お皿に何をのせるかということのはずです。お皿自体には、ぼくはあまり興味がないのです。
 でも、これまで、インターネットの本を何冊読んでも、「お皿」と「お皿を運ぶシステム」と「お皿にマークを入れる権利の奪い合い」や「お皿の数」のことばかり言っていたわけです。これは。残念な気がします。
(引用ここまで)
 その本に書かれてあった「わからないことは言うな!」これはずっしりと重い言葉です。
 特に曲がりなりにも個人サイトを運営していたりなんかすると、ついつい偉そうになってしまう傾向があります。後から見ればお前何様のつもりだという感じです。
(引用ここから)
 もうひとつ、大事にしたい原則は、”わからないことは言うな”ということです。
 わからないんだけれど、言うと偉そうなこと、わからないなりに言ったら正しそうなこと、という発言は、ついやりたくなるわけです。もう、無意識でしたと言い訳したいくらいにスラスラと出てしまう。それは、とてもイケナイことだと思っているのですが、ときどきチェックしないとやらかしてしまいます。
(引用ここまで)
 自らウェブサイトを運営していると、特に当初のころは、何でもかんでもわかっている気になってしまって、全知全能の神のように何でも書けるんだと思っていました。またどこかで書きましたが、厚生労働省のサイトとタメでありたいと錯覚してしまうことがありました。特に薬に関する質問がきたら、なんでも答えなくては・・・と気負っていました。ところが、そうではないんですよね。
 私も生身の人間で、不完全なところだらけです。薬剤師という職業をやっていますが、まだまだ青二才で、知らないことだらけです。薬に関して質問されても、わからないことは山のようにあります。また過去に書いたものを見直してみると、一生懸命背伸びをしている部分があります。
 最近では、だんだんとこの項を更新することができないでいます。いままで偉そうに書いていましたが、この頃はやっと己を知ってきて、書けなくなってきたのかもしれません。
 みなさんもメールや掲示板などで思い当たることありませんか?
 (前の項「とりあえず言ってみる」と対のようなタイトルになってしまいましたが、たまたまそうなってしまいました。うまく書けていないけど、自分の中ではなんとなく理解したことをとりあえず言ってみました。)

(2002/05/11)

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制作・著作: 佐藤賛治

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