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つれづれなるままに

バーチャル・リアリティ(仮想現実)

 ホームページを開設していると、いろんな人からメールをもらったりします。それは、知っている人からだったり、全く知らない人からだったりします。知っている人からのメールは、「あ、あの人が書いているんだな」と思うことができますが、未知の人からのメールはそれができません。
 未知の人からメールをもらうのは、とっても嬉しいことなのですが、時としてそれは、バーチャル・リアリティ(仮想現実)ではないかと思うことがしばしばです。メールを出してくれる相手が人間じゃなく、コンピュータが仮想の人物を創造して、自動的にメールを送り続けているのじゃないかと思うことがあるんです。これと同じ様なことを、三田誠広さんが1997/12/14朝日新聞朝刊でのエッセイに書いておられました。
 昔、星新一というSF作家が好きで、よく読んでいたのですが、彼は、コンピュータやロボットが氾濫する世の中に警告を発していました。それと同じ様なことが今現実で起こっていると思うのです。
 「ザ・インターネット」という映画をご覧になったことがあるでしょうか?あの映画は、全てをコンピュータに依存しすぎてしまった世界で、ハッカーがそれに刃向かう人(主人公)を消してしまおうというものでした。主人公は悪戦苦闘の末、ハッカーに勝ったのですが、ラストシーンで主人公が、それまでやっていたノートパソコンの仕事の手を止め、アルツハイマーのお母さんの庭仕事の手伝いをするといったところが、とても象徴的な場面であると感じました。
 つまり、全てが全てコンピュータに依存するのではなく、もっと人間というものは、泥臭いところも必要なのではないかということです。コンピュータはただ単なる道具にしか過ぎません。以前、「internet」の項でも書いたのですが、インターネットも例外ではありません。コンピュータやインターネットにしかできないこと、それらでもできること、それらではできないことを見極め、せいぜい有効利用しようではありませんか。(今回は、自己反省も兼ねている内容です。)

(1998/01/04)

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制作・著作: 佐藤賛治

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