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つれづれなるままに

インターネットは「自省のメディア」

 傍目から見るとホームページ作者が発する情報というものは勝手気ままに発しているように見えますが、作者としてはそれを作る課程で、随分と自分を振り返るものです。私の場合、「他では聞けないくすりのはなし」でとても偉そうなこと書いていますが、「そんな偉そうなこと書いて、何様のつもりだ。実際には自分は何をやっているのだろう。何もやっていないのではないか。」と自省するわけです。
 (※実際に、私をよく知る方から、「このホームページだけを見ていると、佐藤という人間はすごい奴だと見えちゃうから怖いよね」というご指摘を受けたことがあります。確かに、実社会の方では、輝かしい業績なんてありませんから。(1998/11/14追加))
 自省するということは、特段、ホームページ作成だけではなく、例えば他人の前で、自分の研究をまとめて、発表するときも同様のことが起こります。それは、自分のやり方を振り返ってまとめるという段階で、こんな実験をすれば、またはあんなデータも取ったらもっとよかったのになあなどと反省するものです。しかし、往々にして、締め切り間近に駆け込みでまとめるものですから、とりあえずのその時点での最善を尽くことになりますが、得てして未消化になりがちです。
 その点、ホームページ作成に関しては、別に締め切りがあるわけでなく、自省する時間が十分にあります。(締め切りがないわけですから、ホームページの更新は作者の自己管理になります。更新していくのは、なかなか大変なことです。)

 私は、ホームページを作ることによって、自分の職業や現在の仕事を深く考える機会ができたように思います。で、ホームページの作成だけではなく、現在の仕事も一生懸命しなければならないと考えるに至るわけです。現在の病院薬剤師は、臨床業務ができないと駄目だと言われています。特に、最近はそちらの方に力を入れようかなと思っています。
 私の場合、自分を振り返ると言う意味において、ホームページを作って本当によかったと思っています。受け手であったときはホームページ作者がそんなことを思いながら作っているとは思いもよりませんでしたから。ホームページを作ることによって、十分に覚醒してしまいましたね。
 その分、自宅でもコンピュータに向かう機会が多く、妻子から白い目で見られています。時間の取り方が重要な課題ですね。なるべく休みの日は子供と遊ぼうと思っています。

 この項は、社会学者の野村一夫先生のホームページ”SOCIUS” (http://socius.org)の中の「自省のメディア」を読んでインスパイアされて、書きました。

(1998/03/08;1998/11/14更新)

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saty@d-inf.org

制作・著作: 佐藤賛治

(http://d-inf.org/iroiro/)