ホーム > 他では聞けないくすりのはなし > 薬の歴史・薬害の歴史 >

logo.gif

他では聞けないくすりのはなし

薬の歴史・薬害の歴史〜(6)クロロキン網膜症

 昭和34年(1959)から昭和50年(1975)にかけて発生しました。クロロキンはもともと、マラリアの薬としてドイツで合成されました。
 日本では、1955に販売を開始し、その後、慢性腎炎、妊娠腎、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、癇癪などの効能が次々と承認されていきました。
 昭和34年外国でクロロキン製剤の副作用によって、眼底黄斑が障害されて、網膜血管が狭細化して視野欠損を主症状とするクロロキン網膜症が報告され、昭和37年以降、症例数が次第に増加していきました。
 薬害が広がった理由として、当時の厚生省製薬課長は、自分が服用していたクロロキンは、網膜症の情報を得たために飲むのを止めたのですが、国民には情報を流さなかったということと、製造中止措置をとっても、回収はしなかったということが挙げられます。

家族にこにこ

(1998/07/26)

 他では聞けないくすりのはなし next: 薬の歴史・薬害の歴史(7)ソリブジン事件

 カテゴリに戻る

 

saty@d-inf.org

制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

(http://d-inf.org/drug/)