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他では聞けないくすりのはなし

薬の歴史・薬害の歴史〜(5)スモン

 スモンとは、「非特異性脳脊髄膜炎症」(Subacute Myelo-Optico Neuropathy)の頭文字(SMON)をとったもの。整腸剤キノホルムが関連しているといわれています。症状としては、下痢・腹痛など消化器障害に続いて下肢などの激しい知覚障害・激痛が発現します。
 昭和30年頃から、腸疾患治療中の患者が、原因不明の神経炎症状や下半身麻ひが出ており、当初は神経性奇病とされていました。昭和45年(1970)新潟大学の椿忠雄教授がスモンとキノホルムの関係を公表したことから、はじめて薬害と認識されたという経緯があります。
 キノホルムは昭和4年(1929)、急性大腸カタル、疫痢などの患者に効果があると報告され、昭和14年(1939)の第五改正日本薬局方の一部改正ではじめて局方品と認められたものです。以来40年近くも使われており、その間さしたる副作用もなく、評価も定着していました。
 長年、慣行的に使用されてきた薬でも、とんでもない副作用があったという事件です。

家族にこにこ

(1998/07/26)

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制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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