
他では聞けないくすりのはなし
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薬の歴史・薬害の歴史〜(1)はじめに
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考えてみると、各医療分野でよく使われる近代の薬が出てきてから、40〜50年しか経っていません。実に不思議です。それまでは、どんな風に病気を治していたのでしょうか?古くは、宗教やまじない、さらに草や木、根、皮の類で、経験的に行っていました。近代の薬の登場により、今までは不治の病といわれていた病気の中でも簡単に治り、その恩恵を受けた方は数限りありません。
しかしながら、近代の薬の歴史は、薬害の歴史でもあります。以前にも書きましたが、副作用のない薬はありません。どんな薬でも大なり小なり副作用がつきものです。死に至ってしまう副作用も少なくなく、副作用対策は我々医療従事者の大きな課題です。
過去の薬害を振り返ってみると、被害が起きてからの対応を誤ったために被害が広まったものがあります。これも以前書きましたが、薬はそれだけでは、ただ単に化学物質であり、そこに情報(1日に何回飲んで、どんな風に効いて、副作用はどんなものがあるかなど)が付け加わって始めて医薬品といえます。ひどい副作用が認められてからの対応は、的確で迅速でなければならないことは言うまでもないことです。

薬害に関しては、医療関係者のホームページだけでなく、多くのホームページで取り上げられています。とくに医師であるEVERETTさんのホームページ(http://www1.nisiq.net/~everett/)に詳しく出ています。(今回、かなり参考にさせていただきました)
さらに、社会学的な側面からの著述は、私の尊敬する野村一夫先生のホームページSocius(http://www.asahi-net.or.jp/~bv6k-nmr/)にあります。「ほうとう先生の自省式社会学感覚」の中の「薬害問題の構造」(http://www.asahi-net.or.jp/~bv6k-nmr/lec00.html#22)の4つの項が大変参考となります。
他のホームページと重複するところがあると思いますが、私なりにまとめてみました。項目としては、について書き、最後に「薬害から我々医療従事者は、何を学んだのでしょうか?」で、私の思っていることをまとめて書きました。
- ペニシリン・ショック死事件
- サリドマイド事件
- アンプル入りかぜ薬事故(この項は1998/10/16に追加しました)
- スモン
- クロロキン網膜症
- ソリブジン事件
以後の項は、山崎 幹夫著「薬の話」(中公新書、1991)、天野 宏著「薬の倫理」(南山堂、1998)を主に参考にしました。
(1998/07/26)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)