
他では聞けないくすりのはなし
![]()
![]()
再三、ここでは当直の時のことを書いてきました。(「病院の当直での出来事」、「注射打とうと思ったら、薬がない!」、「当直の食事にカップ麺はいけません」) 今回もそのネタで書いてみます。
病院の中には薬剤師が当直勤務をするところがあります。私が現在勤めている病院は、通常、夕方の5時から次の日の朝8時半まで一人で薬剤科を守るわけです。毎日誰かが当直するわけですから、必ずいつでも24時間病院に薬剤師がいるということになります。当直はずっと仕事をし続けるわけではないのですが、なにせ一人で全ての仕事をするわけですから、仕事が重なると結構大変です。内服薬を調剤したり、注射を払い出したりするということが主な業務です。その中でも例えば錠剤をつぶして調剤したり、軟膏を練ったり、麻薬を払い出したり、血液を払い出したりという比較的時間のかかる仕事が一度に来ると大変です。それもまとめて「至急」でと言われると、辛いものがあります(ちょっと愚痴モード)。
手術が夜中ずっと続いて、大量の血液が必要な場合には、血液センターへの発注、納品、手術室への払い出しなどしますが、出血がひどくなかなか血が止まらない場合、次々に血液の依頼がきますし、足らない注射などを払い出すので、一晩中寝られないときがあります。それでも翌朝に当直明けで帰れるわけではなく、そのまま通常の業務をするので結構きついものがあります。でもそれは薬剤師だけが大変なわけではなく、検査科や放射線科の技師もそうですし、そしてなによりも手術室の現場の執刀医をはじめとしたスタッフは大変な思いをしているはずです。そして、医師も手術室の看護婦などのスタッフも翌日そのまま通常の仕事につきます(きっとたぶん)。
でもそんな忙しい日ばかりじゃなくって、ぐっすり寝られるときもあるにはあるんですけどね。夜中に一回起こされると、電話の音がまた鳴るんじゃないかと気になり、寝られなくなります。今の病院は電話で起こされますが、以前働いていた病院ではポケベルでした。そうやって眠れないときは、つくづく自分が小心者だと思っちゃうわけです・・・(^_^;)
当直の時は、夕方5時から薬剤科にいなければならないので、病棟での仕事がなかなかできないというのがちょっと・・・ね。患者さんに薬の説明をしているときに、時間ですから行きますねというわけにはなかなかいかないもので。ここのところ、月4回ある当直が体力的にちょっときついなあと思う今日この頃です。
(2000/10/01)
![]()
制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)