
他では聞けないくすりのはなし
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このサイトでは、再三にわたって薬害、特にサリドマイドについて書いてきました。
今度もサリドマイド関連の報道がありましたので、まとめてみます。
サリドマイドを個人輸入で使用している医師の28%が、妊娠可能な女性患者に使用する際、「妊娠検査を実施するか未定」としていることがこの27日、厚生労働省の調査で分かったという報道がありました。同日の医薬品等安全対策部会の調査会に報告されたそうです。
調査は2005年7月から12月までに個人輸入した医師355人を対象に実施して、約半数から回答を得たそうです(177人/355人という回答率はいかがなものでしょうか)。
回答結果は次の通りです。
○妊娠可能な女性患者への妊娠検査について
「検査している」「検査することにしている」:71%
「未定」:28%
「検査していない」:1%
○薬の管理状況について
「患者名・投与量を記録している」:90%
「薬品管理簿に処方量や返納量を記録」「返納薬は適切に廃棄」は70%程度にとどまっています。

ガイドラインがしっかり守られていないということで、厚労省は5月から、サリドマイドを輸入した医師が、患者や薬の使用状況についてのデータを随時入力するシステムを導入する予定だそうです。同省は「どこで、だれが、どれくらい使っているのかを瞬時に把握することが最大の目的」とコメントしています。
「サリドマイド使用登録システム(SMUD)」は厚労省の研究班が開発し、全国の国立大学病院でつくる大学病院医療情報ネットワーク(UMIN)のホームページ上で運用されるとのことです。この件に関しては、次のサイトに詳細が書かれてあります。
●日本外科学会:サリドマイド使用登録システムについて
http://www.jssoc.or.jp/aboutus/relatedinf/info20060123.html
あまりいい加減なことをやっていると、個人輸入の禁止にもなりかねませんし、正式に承認する際にもネックになるかもわかりません。そうなると、本当に必要な患者さんに投与できなくなってしまうかも・・・。そうなるとよくないでしょう、どう考えても。ですから、なんとかガイドラインを遵守して欲しいと願います。
●厚生労働省:多発性骨髄腫に対する適正使用ガイドライン
(1〜19ページ(PDF 415KB)、20〜42ページ(PDF 350KB))
(2006/01/28)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)