
他では聞けないくすりのはなし
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スイッチOTCとは?
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OTCとは、"over the counter"の略で、町の薬局のカウンター越しに買える薬のことです。つまり、患者さんと薬剤師がカウンタを挟んで相談の上、販売されるものです。さらにそのOTCの中でも、これまでは医師による診察が処方に必要で、医療機関を受診しなければ手に入らなかった薬が、大衆薬として薬局や薬店で買えるようにスイッチされたものを、スイッチOTCと言います。最近の代表的なものは、私が問題にしているH2ブロッカーです。
OTCの役割は、一般にセルフメディケーションと言われています。つまり、医師にかかるまでもない軽医療、たとえば風邪のひきたてや疲れ目、食べ過ぎ、ちょっとした擦り傷などがそれにあたります。
スイッチOTCは、医療用でのみ使用が認められている成分の中で、比較的副作用が少なく、かつ安全性の高い成分について、一般薬への配合を許可するというものです。最近、スイッチOTCが増加傾向にありますが、それは、破綻寸前の保健医療財政の立て直しとも考えられます。自分でなおせる軽い病気は、自費で買う薬局の薬で対応すべきで、わざわざ医者にかかるな、ともとれます。
OTC薬は、医療用医薬品に比べると、薬の値段自体は高いです。しかし、医者にかかって薬をもらうとなると、診察料、検査料、調剤料など諸々の諸費用がかかります。また、時間的負担も、特に大病院となると相当のものです。ですから、自分で直せるものは自分で直す、そのためにOTCやスイッチOTCがあると考えるのはリーズナブルであると思います。
しかし、一方では、平成9年9月の健康保険法の改正により、患者さんの自己負担金が増え、その頃から市販薬で済ませようとする傾向がでてきていて、その結果、症状がひどくなってから医療機関にかかる人が増えているようです。
市販薬を使っても症状がよくならない場合は、早めにかかりつけのお医者さんにかかって下さい。
(1999/05/31)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)