
他では聞けないくすりのはなし
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「スティーブンス・ジョンソン症候群」(SJS)のことは前に「スティーブンス・ジョンソン症候群〜怖い副作用」に書きました。スティーブンス・ジョンソン症候群は別名、皮膚粘膜眼症候群とも言われます。さらに症状がひどい状態が、中毒性表皮壊死症(TEN)(別名:ライエル症候群)と言われています。発熱があり、赤い斑点が全身にできるということからはじまり、水ぶくれができてやけどのように皮膚がむけたりします。また目の結膜や角膜もおかされ、最悪の場合は目の表面が皮膚化してしまいます。失明、極端な視力低下をする怖い病気です。
頻度は少ないものの(SJSで人口100万人あたり年間1〜6人、TENで0.4〜1.2人)、不幸にして起きてしまうと重篤な症状になってしまうので注意が必要です。またいろいろな薬で起こる可能性があります。

この5月に厚生労働省より「医薬品・医療用具等安全性情報177号」http://www.pharmasys.gr.jp/iyaku_anzen/PMDSI177d.htmlが出されました。そこでも改めて医療関係者に対して注意を呼びかけています。
アジスロマイシン水和物(商品名:ジスロマック)は抗生物質で、効果が長く持続され、1日1回3日間の投与で約7日間効いていることが特徴的である薬です。2000年6月の販売開始以来、推定約900万人に使用されており(海外でも約70カ国で販売されています)、SJSが21例、TENが1例、ショックが25例報告されています。ここのところ、SJS、TENの報告の中でもアジスロマイシン水和物が全体の報告の1%程度と目立っており、注意が必要です。
薬を飲んでいて、発熱、関節が痛い、皮膚がまだらに赤くなる、水ぶくれができる、くちびる・口内があれる、目が充血するなどという症状がでたら薬を飲むのを止めてすぐ主治医を受診してください。 (2002/06/02)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)