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他では聞けないくすりのはなし

生体リズムに合わせて薬を飲む

 ヒトの体内時計のことは以前書きました。今回は、体内のリズムと薬について書きます。

 ヒトはそれぞれ体の中にリズムを持っています。人によっては、朝はぼーっとしていて、時間と共にだんだんと頭が冴えてきて、夕方5時を過ぎる頃は絶好調といったことも生体のリズムと言えば言えなくもありません。
 生体内で言えば、例えば、副腎の皮質というところから出るホルモンは、炎症を抑えるといった作用をしますが、そのホルモンが分泌されるのは、一日中ずっと同じではなく、朝方が多いことがわかっています。また、血圧も一日のうちで朝が一番高いことが知られています。
 そういった生体のリズムに合わせて薬は服用すべきです。前述の副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)は、医薬品としていろいろな疾患の患者さんが服用していますが、体内の副腎皮質ホルモンの分泌に合わせて服用するために、通常は朝飲むという薬です。また、血圧の薬も、朝服用するということは納得していただけると思います。
 また別の例を出しますと、ユニフィル錠(一般名:テオフィリン)は気管支を拡張させる薬で、喘息の患者さんが服用していますが、この製剤は、朝方の喘息発作を抑えるために、夕方投与する薬です。喘息という病気は、朝方発作が起きることが多いためそのように服用するのが普通です。
 そのように、薬の服用時間というのも、まんざら意味がないということもないのです。もちろん、医師の指示通りに薬を服用しなければならないのことは、言うまでもありません。薬の服用時間のことで、何か分からないことがあれば、医師や薬剤師にご相談下さい。

(1997/11/27)

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制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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