
他では聞けないくすりのはなし
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人体の神秘といいましょうか、赤ちゃんが産まれてくるまでには、いくつかの「淘汰」の段階を経ます。
1つめは受精までの段階です。何億個のうちの唯一優れた精子だけが選ばれるわけですから、すごい淘汰です。2つめは、受精卵が着床するまでの段階で、3つめは自然流産です。そして4つめに妊娠中期以降の子宮内胎児死亡という段階があります。このように不幸にも造りそこなわれたものが、この世に生を受けることがないように、何段階かの淘汰があります。その淘汰のバランスが崩れたところで、先天的に異常な子どもが産まれてしまうわけです。
そもそも、何も薬を飲んでいなくても、なんらかの奇形をもって産まれてくる確率は全体の2〜3%あると言われています。薬だけではなくて、アルコールやタバコなどの嗜好品、食品添加物や大気汚染(ダイオキシンなど)、放射線などの環境のことも考えなければならないでしょう。胎児の奇形のことを考えるについて、薬の影響はほんの一部であると言えます。実際に先天的に異常な子どもが産まれても、原因がよくわからないことが多いそうです。
妊婦と薬を考える上で、2つの要素を考えなければなりません。ひとつは薬自体のことで、もうひとつは、妊娠の時期のいつ服用したかということです。薬ひとつひとつのことを書くのは大変で、それだけで一冊の本ができるくらいですから、今回の特集は主に服用の時期について書く予定です。
(1999/10/17)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)