
他では聞けないくすりのはなし
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厚生労働省はこの9月10日、味の素ファルマほか4社対し、経口腸管洗浄剤「ニフレック」などで医療関係者向けに緊急安全性情報の配布を指示しています。
この薬すでに2000年3月、投与時の腸管内圧上昇による腸管穿孔(腸に穴があいてしまう)の副作用がでた例が6例(うち死亡1例)報告されたため、使用上の注意の「重大な副作用」の項に「腸管穿孔」に関する記載が追加されています。
しかしこの注意の改訂後も、腸管穿孔が5例(うち死亡例4例)が報告されているほか、腸閉塞についても、発売以来7例(うち死亡例1例)が報告されていることから今回の緊急安全性情報の配布となっています。
「ニフレック」などは、大腸内視鏡検査及び大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除、つまりウンコを出して腸をキレイにする医薬品です。日本では1992年6月から販売されていて、2003年7月末まで、約1,772万人に投与されています。平成14年度は年間約165万人に投与されています。
検査や手術の数時間前や前日に粉末を2リットルの水に溶かして2時間かけて飲むという投与方法で、私が勤務している病院でもよく使われる薬です。検査の薬でも死亡例があるというのは、ちょっとショックです。

<関係リンク>
厚生労働省:経口腸管洗浄剤「ニフレック」等による腸管穿孔及び腸閉塞に関する緊急安全性情報の発出について
http://www.pharmasys.gr.jp/kinkyu_anzen/kinkyu20030910.html
味の素ファルマ社:経口腸管洗浄剤(ニフレック)による腸管穿孔及び腸閉塞について
http://www.pharmasys.gr.jp/kinkyu_anzen/kinkyu20030910-1.pdf
(2003/09/11)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)