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他では聞けないくすりのはなし

リウマチ患者に朗報?免疫ミルク

 リウマチという病気をご存じでしょうか?
 原因不明の全身的な炎症性の疾患で、難病に準ずる病気とされてきました。早期では、手足の小関節で炎症を起こし、その病状の進行とともに、軟骨や骨の破裂が生じ、関節が変形して、日常生活が制限されることにもなる病気です。女性に多くみられ(性差は男:女=1:3〜5)、生命の予後は良好なのですが、健康な人と比べると若干余命が短くなります。
 いろいろ治療が試みられているのですが、いま一つ決め手にかけるようです(近い将来、原因が解明され、根本治療が可能になると考えられています)。患者さんにとっても病期が長いものですから、いろいろなもの(例えば健康食品の類)に手を出されているようです。
 そんな中で、「免疫ミルク」なるものが、効果があるらしいと患者さんの間で秘かな話題になっていて、私も気になりましたから、調べてみました。

milk.gif  「免疫ミルク」と呼ばれるこのミルクは、人間に感染する26種類の細菌を加熱して無害化した上で、乳牛に接種して、体内でできた豊富な抗体を含んだものです。米国のスターリ社が「スターリミルク」の名前で、水などに溶かして飲む粉乳として開発しました。
 ある調査によると、通常の治療を受ける一方で、3か月以上このミルクを飲んだリウマチ患者38人を対象として、関節のこわばりや痛みの軽減などが24人(63%)に見られ、血液検査でも、リウマチの症状悪化をうながす免疫細胞(単球)が平均で3〜4割減少していたとのことです。
 免疫ミルクは過剰な抗原抗体反応を牛に起こさせて作ることから、牛の体内では炎症が起きないように働く抗炎症性ペプチドが大量に生み出され、これがリウマチの症状を緩和していると考えられています。
 市販されている普通の育児用ミルクとは違うのですが、育児用ミルクでも、大人が飲めば善玉の腸内細菌が増え、生活習慣病などの予防につながるようです。
 ちなみにお値段は、一箱28袋入りで2万円。一袋は45gで、これは一日に飲む量に相当するとのことです。

(1997/11/13)

 ネットサーフィンしていたら、免疫ミルクホームページというところを見つけました。もっと詳しいことが書いてあります。見てみると、結構、関係の文献があるものですね。

(1997/12/06付記)

 注意このページは免疫ミルクを斡旋販売するものではありません。私自身は、どこで買えるかも知りませんので、あしからず・・・。

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制作・著作: 佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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