
他では聞けないくすりのはなし
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後発医薬品メーカーにお勤めの方からのご発言のなかに、「副作用のデータに関してほしい情報があれば、先発メーカーに聞いたらいいと思います」 の部分が気になったので聞いてみました。
| もし病院で先発医薬品から後発医薬品に切り替えた場合に、はたして先発メーカーさんは情報を提供してくれるのだろうかという危惧をもっています。
うちではおたくの薬じゃなくて、後発医薬品使っているんですけど、ちょっと教えてくれませんかと言って、ほいほい教えてくれるのかどうか心配ですよ、実際の話が。 そんなにお人好しではないんじゃないでしょうか? |
これに対して返事をいただきました。
| そうですね、教えくれるかどうか・・・微妙な部分ですね。 僕が思うのはそこで情報を渋った場合、会社側の見方としたら次に出す新薬での採用に支障が出てくるのでは?という部分で危惧が出るとも思うんですよ。今後の新薬採用時に、後発品に引き継げないような会社のを採用してもメリットがないという形でメーカー側に言えば、病院側が有利に立てるんではないかと思うんです。病院さんは買い手ですし、有利な立場かと・・・。(病院さんはグロスが大きいので圧力が大きいかもしれませんが、開業医さんだと無理かも・・・)あと、厚生省でもHPに重篤な副作用には臨床データを載せています。その部分でもある程度補えるかと思います。 けど、後発品会社の都合のよい部分ばかり言ってる気もしますね。 |
また、別の方よりご意見をいただきました。
| 私もゾロメーカーに勤務していますが、この「副作用のデータに関してほしい情報があれば、先発メーカーに聞いたらいいと思います。」の意見については賛成できません。 少なくとも、製造・販売の「承認」「許可」を受けているわけですから、非常にナンセンスに思えます。 以前、調剤薬局に勤務していた経験から申しますと、患者さんの質問を問い合わせても、やはり前述の言葉が返ってきました。 なぜ、自社で製造・販売している事がわからないのでしょうか? なぜ、「承認」「許可」が取れたのですか? 少なくとも、時間がかかってでも、調べるべきではないのでしょうか。 そうでなければ、データの蓄積や解析等が出来ないと思われます。 ただ造て売るだけの会社であればそれでも良いのですが、メールの内容を読んでいると、そうではないと思われるので、余計に矛盾しているのでは?というよりもはらただしく思えます。 薬事法改正がなされた今、市販後調査に重点が置かれています。 それにも関わらず、「先発メーカーに・・・」とは言ってられないのが現実だと思います。例え小さな事でもデータを収集する事と、それをフィードバック(患者さんや医療従事者等)努力をしなければならないでしょう。 この現実から、多くの先発メーカーは、MRを大幅に採用しています。 後発メーカーでは、この様なことは無理ですが、先ずは出来ることを考えていくべきでしょう。 |
これに対して返事をいただきました(2002/04/24追加)。
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僕は「添付文書に書いてない情報について」の件で書いてるつもりでしたが、なかなかうまく伝わってないのかもしれませんね。 うちの会社でも副作用自社報告制度というのはあります。副作用が自分の会社で副作用が出た場合にはちゃんと内容を聞きに行って、情報は収集しています。その方が言うように、MR数で先発品会社と比べると収集能力には差があるかとも思います。ただ私が言いたかったのは、先発品会社と後発品会社の臨床データの量(市販後の使用量に対する蓄積データ)を比べたら、絶対に先発品のほうが多いです。桁が3桁以上違うくらいに・・・。後発品で1万症例のうちに出てくる副作用データと先発品の1000万症例の内から出てくるものには差があって当然なんです。それだけ、いままでは後発品が使われてなかったのですから。添付文書に出てこないのデータというのはそれくらいの中の数症例でしか出てこないものだと思うんです。だから先発メーカに聞くしかないのでは?と思うんです。うちの会社でも調べられますが、それを報告すると自社情報でないものを流すということで、規制がかかってくるんです。この部分が腑に落ちないところなんですよね、僕らにとっても。同じ成分なんだから情報は共有しないととも思うんですけど・・・。そういった内容で話していたつもりだったんですが、言葉足らずだったのかもしれません。 |
(2002/04/20;2002/04/24更新)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)