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他では聞けないくすりのはなし

小柴胡湯でまだまだ死亡例

 漢方薬、特に小柴胡湯の副作用で死亡例があったという話は、「漢方薬」「まだ続く?漢方製剤投与で死亡例」で書きました。
 今回、厚生省から発表された「医薬品・医療用具等安全性情報No.158」(http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1201/h0114-2_15.html)によると、1998年から2年間に小柴胡湯を服用し、その副作用と疑われる症例として、50人が間質性肺炎を起こし、そのうち8人が死亡していたことが分かりました。
 間質性肺炎を起こした肝がん患者4人のうち3人、肝硬変患者は7人のうち2人が死亡されています。このことから厚生省では、肝硬変、肝がん患者には使用しないように添付文書(薬の医療関係者向けの説明書)を改訂するように製薬会社に指示しています。

 そもそも小柴胡湯は、主に肝臓疾患の患者さんに使われる薬です。しかし今回分かったことは、肝障害が進んで肝硬変になってしまったら、小柴胡湯は使ってはいけないということです。肝がん患者でも同様です。軽い肝障害の方にしか使えないということです。
 しかし町の薬店でも、医師の処方箋なしで小柴胡湯は買えるので、そちらの方の対応も心配です。

(2000/01/16)

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saty@d-inf.org

制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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