
他では聞けないくすりのはなし
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この項は、「2003年度インフルエンザの話題」からの続きです。
今シーズンはそれほど流行しないのかなと思っていましたら、そろそろ流行の兆しが見えているようです。インフルエンザ関連の情報がちょこちょこでてきていますので、まとめて書いておきます。
動物実験(ラット)で、子供が飲む量の約500倍という大量に投与したところ、生後間もない個体で死ぬケースがあり、調べてみると脳の中から高濃度の薬が検出されたそうです。「妊娠と薬:授乳期における薬剤の影響」に書きましたが、大人であれば、薬の脳への関門(脳・血管関門といいます)によりある程度、薬が脳へいかない仕組みがあるのですが、新生児ではそれが完成していないため、そのようなことになるということです。なお、1歳以上では安全性が確立されているとのことです。
近日中に製薬会社から医療機関に連絡がきて、さらに添付文書(薬の説明書)が改訂されることになると思います。
ちなみに、インフルエンザワクチン製造量の年次変化はこんな感じです。

上記グラフは、厚生労働省:第6回インフルエンザワクチン需要検討会の検討結果について(2003/06/24)
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/06/s0624-7.html より
日本では小中学生に1948年(昭和23年)から94年(平成6年)まで集団接種を行っていました。有効性への疑問や副作用の問題から、1994年の予防接種法の改正で任意接種となっています。一方高齢者では2001年(平成13年)の法改正で65歳以上は一部公費負担する勧奨接種となっています。
ワクチン1本で成人なら2人、子供なら4人程度に接種できます。ただ、一度にそれだけの人数がいないと残った分を捨てなければならないということになってしまいます。
ちなみに 健康被害の原因としてその予防接種を否定できない場合には、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法による被害救済の対象となります。健康被害の内容、程度に応じて、厚生省の中央薬事審議会(副作用被害判定部会)での審議を経た後、医療費、医療手当、障害年金、遺族年金、遺族一時金等が支給されます。
詳細な内容は、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構(TEL:03-3506-9411;http://www.kiko.go.jp/help/index.html)に御照会ください。
(※健康被害の部分は、日本医師会ホームページより抜粋 http://www.med.or.jp/kansen/inqa_b.html)
この項、「2003年度インフルエンザの話題つづき2」に続きます。
(2004/01/12)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)