
他では聞けないくすりのはなし
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私は見たことありませんが、テレビ朝日系で放送されている番組で「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」http://www.asahi.co.jp/hospital/というのがあります。聞いた話によると、なかなか面白いらしいです。しかし、2004年8月24日放送分のなかに間違った放送がされたみたいです。その部分の概要をかきますと・・・心筋梗塞で倒れた方が、再発を防ぐため、血液をサラサラにする薬「ワルファリンカリウム」を継続的に飲んでいるところに、健康にいいからと奥さんに言われて、グレープフルーツジュースを飲むようになったところ、「ワルファリンカリウム」が効き過ぎるようになってしまって、脳内出血で死亡されたというものでした。
●放送の内容の概要はいまのところ、『本当は怖い薬の飲み方(3)〜薬と食べ物の飲み合わせ〜』http://www.asahi.co.jp/hospital/shinsatsu/main.html#03にあります。そこになくなると、http://www.asahi.co.jp/hospital/list/list.htmlの04/08/24放送分の「診察室」のところに移動していると思いますので探して下さい。
私がずいぶん前に書きました「薬と食べ物・飲み物の相互作用」に書きましたように、血液凝固を阻止する薬剤ワルファリンカリウムと、納豆やブロッコリーなどの緑黄色野菜を一緒に食べると、ワルファリンカリウムの効果が減弱してしまうことが知られています。また、グレープフルーツジュースと一緒に飲むと、効きすぎてしまって副作用が増大するという薬があるということが分かっています。しかし、ワルファリンカリウムとグレープフルーツジュースとの相互作用は問題ないようです。

ワルファリンカリウムの商品名はワーファリンといいます。ワーファリンを作っているエーザイの一般向けコメントはこちらです。「ワルファリンカリウムとグレープフルーツジュースの飲み合わせについて」
http://www.eisai.co.jp/others/040826notice.html
今回の放送、食べ物や飲み物でも薬との飲みあわせが悪いものがあるという着眼点はよかったと思います。今回の間違った放送の内容は、どの時点で間違えたのか分かりません。医療関係の番組には必ず医療監修がついているはずなのですが、その方が間違えたのか、番組スタッフの方が間違えたのか・・・。このサイトをおもりする身としては、他人事ではないんですけど。
テレビ番組や週刊誌の報道は、センセーショナルであればあるほど、視聴率が取れるまたは部数が売れるといったような風潮があるように思います。でも、事実ではないことを報道されると辛いです。特に医療関係の番組は、特に慎重であるべきです。
(2004/09/01)
<追加情報>
この件に関して、番組のホームページでコメントがありました。「患者の方々が、薬を正しい方法で服用されること」を目的として放送したもので、薬の危険性などを訴えるものではありません。放送した症例を含め、薬の処方・服用については、患者の方それぞれの症状の違い・個人差など、さまざまな要因に基づいて判断されるべきものであると考えております。
http://www.asahi.co.jp/hospital/toiawase.html
三重県薬剤師会のサイトで、この問題が掲示されていました。
●テレビ放送されたワルファリンとグレープフルーツジュースとの相互作用について
http://www.mieyaku.or.jp/info/iyaku/wafarin.htm
(2004/09/16追加)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)