ホーム > 他では聞けないくすりのはなし > 薬の副作用 >

logo.gif

他では聞けないくすりのはなし

ガチフロ錠で高血糖・低血糖の副作用

 ガチフロ錠100mg(一般名:ガチフロキサシン水和物)は、風邪をひいたきときやその他の感染症に使われ、平成14年6月に販売が開始された抗菌薬です。今年の2月までに、約420万人に投与されていると言われています。
 このたび製薬会社(杏林製薬)から重篤な低血糖・高血糖の副作用が発現したという報告がされています。これまでに低血糖75例、高血糖14例報告され、そのうち糖尿病患者さんでは低血糖58例、高血糖11例でした。糖尿病を患っている患者さんに多い傾向ですが、糖尿病ではない患者さんでも報告がありました。なお、低血糖、高血糖で死亡された方はいないということです。
 従来この薬は、糖尿病の患者さんには慎重に投与することとなっていましたが、今回のことよりガチフロ錠は糖尿病の患者さんに投与しないことと添付文書が変更されています。
ガチフロ錠
(↑ガチフロ錠はこんな薬です)
 それにしても、血糖が上がるか下がるかどちらかではなく、どっちも起きてしまうというのは不思議ですし、とても怖いことです。同じ系統の抗菌薬では、一部の薬に重篤な低血糖があらわれることが知られており、それは高齢者、特に腎障害患者さんでリスクが高いと言われています。
 もし万が一、ガチフロ錠をのんでいて低血糖・高血糖になってしまった場合、次のようにしてくださいと製薬会社はコメントしています。
  1. 低血糖症状(脱力感、空腹感、発汗、動悸、振戦、頭痛、不安、興奮、神経過敏、集中力低下、精神障害、意識障害、痙攣等)があらわれた場合は、本剤の服用を中止し、砂糖の入ったジュース、キャンディー等を摂取するとともに、速やかに医師の診察を受けてください。
  2. 高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿等)があらわれた場合は、本剤の服用を中止し、速やかに医師の診察を受けてください。
厚生労働省の発表資料 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/03/h0307-1.html

(2003/03/08)

 カテゴリに戻る

 

saty@d-inf.org

制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

(http://d-inf.org/drug/)