
他では聞けないくすりのはなし
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ここのところ、世間で薬剤師の存在意義が問われたことといえば・・・
2003年10月くらいに、大手ディスカウントショップ「ドンキホーテ」の医薬品を取り扱う都内10店舗で、テレビ電話を使って薬剤師がいないときにも、一般用医薬品を販売するサービスをやろうとして、待ったがかかったことがありました。
「一般薬で10人が副作用死の疑い〜規制緩和は大丈夫?」
また、薬剤師がいなくても薬を売っちゃってもいいんじゃないのという議論もあり、コンビニに一部の薬(正確には医薬部外品)が置かれました(実際に置かれたものは作用がそれほど強くないものです)。
「コンビニに薬を置くのはいかがなものか(1)」
「コンビニに薬を置くのはいかがなものか(2)」
この2つは、世間で薬剤師の存在意義が問われ、ちょっと薬剤師が注目された出来事でした。
そして、今回の後発医薬品に変えて調剤してOKにかわるという件。
ごく少数の、しかも薬剤師だけが騒いでいて(ひょっとしたら私一人が騒いでいるだけなのかも・・・)、一般的にはあまり関心がないことなのかもわかりません。いまのところマスコミ報道もほとんどありませんし。
でも、他の薬に変えてもいいということは、薬剤師の能力が問われることになり、個人的には、結構大きな出来事だと認識しています。
「処方せんの形式変更〜後発医薬品の使用推進」
そんななか、こんな記事をみました。
GE薬チェックは3割程度?‐処方せん様式変更で意識調査
アポプラスステーションは2日、処方せんに「後発医薬品への変更可」とのチェック欄が新たに設けられることへの影響を薬剤師60人に尋ねたアンケート調査結果を発表した。実際に後発薬(GE薬)変更可とされるのは3割未満との回答が71%に上り、影響は限定的との見方があることが示された。
調査では、薬局側でGE薬に変更したことで事故があった場合の「責任の所在が不明確」、「病院側から、後発品に切り替えてもいい製品のリストのようなものが提供されると助かる」、「後発品の品質は信頼できないため、患者からのアクションがない限りリスクある後発品への変更はしたくない」といった声が寄せられた。
薬事日報HEADLINE NEWS 2006/03/03 12:00

「病院側から、後発品に切り替えてもいい製品のリストのようなものが提供されると助かる」という意見が出ること自体、情けなく思ってしまいます。
厚生労働省は、処方せんの形式を変えてまで後発医薬品の使用推進にのりだしています。
また同時に薬剤師の後発医薬品を評価する能力も問われています。
あまり調剤薬局の実情をしらない病院薬剤師の立場で偉そうに書きやがって、というご意見あろうかも思います。
事実、偉そうに書けるような立場でないことは重々承知しています。
もし私が調剤薬局に勤務する薬剤師で、後発医薬品にかえてもいいという処方せんをいきなり受け取ったら、きっとあたふたすると思います。
日頃のお仕事、大変お忙しいとは思いますが、今回の後発医薬品の代替調剤の件ではがんばってほしいと思っています。
(2006/03/04)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)