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他では聞けないくすりのはなし

薬剤溶出冠動脈ステント(Cypherステント)と薬

 この10/27に厚生労働省から、「医薬品・医療用具等安全性情報218号」が発出されています。
 その中で、「Cypherステントと塩酸チクロピジン製剤の市販後安全対策の結果について」の掲載があります。これは、昨年(2004年9月)に出された「医薬品・医療用具等安全性情報205号」に掲載されていた「塩酸チクロピジン製剤とCypherステントの市販後安全対策について」が出されてから1年間のフォロー結果です。
●ジョンソン・エンド・ジョンソン 株式会社 薬剤溶出冠動脈ステントが生まれるまで
http://www.jnj.co.jp/jjmkk/dr/cypher/k_cypher.html
 ステントに薬剤をコーディングすることにより、従来のステントと比べて再狭窄にしくいのが特徴です。コーティーングには、抗真菌薬として開発されたシロリムス(ラパマイシン)が使われており、強力な免疫抑制作用を示すと共に細胞周期の進行を阻害し、細胞増殖を抑制するとされています。
Cypherステント
 心臓の血管が細くなってしまったところに、Cypherステントというものを入れて、血管を広げるということがされますが、3ヶ月程度、塩酸チクロピジン(パナルジンなど)を服用しなければなりません。塩酸チクロピジンは、以前に「パナルジンで重篤な副作用」に書きましたように、まれに重篤な肝障害、顆粒球減少症、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)などの重い副作用が起こることが知られています。塩酸チクロピジンの服用の際には、重篤な副作用防止のため、投与開始後2ヵ月間は、1回2週間分の処方にして、2週に1回の定期的検査(血液,肝機能)をします。また、塩酸チクロピジンをのんでいて、発熱、のどの痛み、鼻や歯ぐきからの出血、血尿又は尿の着色(茶色)、あざができる(紫色,赤色)、皮膚や目が黄色くなる、湿疹、食欲不振、意識低下、重篤な疲労感といった症状が現れましたら、早急に主治医にご相談されることをおすすめします。

(2005/10/29)

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制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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