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他では聞けないくすりのはなし

コンビニに薬を置くのはいかがなものか(1)

 すでにマスコミ報道されていますが、この12月16日にコンビニに置くことのできる薬が約350品目選定されました。「一般薬で10人が副作用死の疑い〜規制緩和は大丈夫?」の追加の項でちらっと書きましたが、小泉首相の規制緩和の方針を受けてのもので、1999年のドリンク剤解禁に引き続くものです。
●厚生労働省:「医薬品のうち安全上特に問題がないものの選定に関する検討会」ワーキンググループの選定作業の結果について
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1215-2.html
→実際に選ばれた製品群はこちらです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/12/s1215-2e.html
 これまでの賛成側の意見はこちらです。コンビニ店側では、お客さんからニーズがあるのでなんとかしろと言っています。
●コンビニでの薬販売で声明:コンビニ・FC加盟店全国協議会(2003/05/06)
http://www.fcajapan.gr.jp/p1/p01-030506a.html
 一方、反対派の意見は、薬剤師がいないところで薬を販売するのは危険であるという主張をしています。薬剤師が不在で薬を売るのは、薬害を広げてしまうという懸念をもっています。
●日本薬剤師会:医薬品の一般小売店における販売について 日本薬剤師会の意見等 (2003/10)
http://www.nichiyaku.or.jp/news/kiseikanwa/iken031008.html
●日本薬学会:総合規制改革会議の〔医薬品の一般小売店における販売 〕条項案に関する見解 (2003/05/15)
http://www.pharm.or.jp/rijikai/m_kenkai.html
●薬害オンブズパースン:一般用医薬品販売の規制緩和に関する意見書(pdfファイル)
http://www.yakugai.gr.jp/doc/031126.pdf
くすり
 まだこれから紆余曲折が予想されます。実際コンビニに今回選定された薬が並ぶのは早くて来年(2004年)夏以降になるとのことです。その中味をみてみますと、作用のそれほど強くない消化薬や整腸薬などで、さして規制緩和されるわけではありません。しかも、薬剤師がいなくても販売できる「医薬部外品」に指定しなおすとのことで、あくまでも医薬品は薬剤師がいないと売れないという点は曲げないようです。
 一般の方はコンビニに風邪薬が置いてあれば便利だと思われているようですが、風邪薬はスティーブンス・ジョンソン症候群のような重い副作用がでる危険性がありますので、薬剤師がいない店では売られることは今回も見送られていますし、将来的にもないと思われます(売らないでほしいという希望的観測です)。
 この項、コンビニに薬を置くのはいかがなものか(2)につづきます。

(2003/12/20)

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制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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