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他では聞けないくすりのはなし

コラムNo.09 治験コーディネータとは?

 治験のことについて、みなさんはどれくらい関心がおありでしょうか?
 保険調剤薬局の薬剤師の方はほとんど関係ない世界なのかもしれませんし、病院薬剤師の方でも治験担当の人がなんかしてるなあという程度の方もいらっしゃるかもしれません。
 私もちょっと前まではそうでした。
 
 私の中で治験に対する姿勢が変わったのは、昨年治験コーディネーター養成研修(1週間の座学と3週間の実習)を受けてからのことです。
 
 ここで、豆知識・・・。
 昨年の朝日新聞にこんな記事がありました。
 私の下手な説明よりもわかりやすいと思いますので、引用します。
 
 「薬や医療機器などの効果や副作用を実際の人間で調べる臨床試験。その中でも、国に承認申請をするためにメーカーが医療機関に頼んで実施するのが治験だ。国の基準で患者のインフォームドコンセントへの配慮強化が求められ、治験コーディネーターが欠かせない存在になった。
  患者に治験の目的や予想される効果・副作用などを詳しく説明して参加の同意を得るほか、治験のスケジュール管理や患者の悩みの相談にも当たる。製薬会社と医療機関、患者、三者の橋渡し役だ。
 (2005年9月5日朝日新聞 治験コーディネーター より)」
 
 つまり、治験に関して日常診療の中でお忙しい医師に任せっきりにしますと、採血やらその他の検査、治験薬などがいろいろ抜ける可能性があるので、そのサポートをするというのが治験コーディネーターの仕事です。
 また、これから治験に参加しようとしている方に、医師だけでは説明しきれない副作用の話や、金銭面の話などをして、納得して参加していただく手助けをするということもしています。
 治験コーディネーターは、CRC(Clinical Research Coordinator)と略したりします。
 (治験の業界用語には何故か3文字略語が多いです)
 
 実習研修でお世話になった施設では、CRCがいないと医師一人ではなにもできないとまで言っている方がいらっしゃいました。
 
 そもそも治験というものが、医師の間で温度差があるようです。
 治験を数多く実施している病院の中でも、関わっている方とそうでない方と治験に関する思いが全然違うとのことです。
 医師の中には、治験は面倒だ、と思われている方も多いと聞きます。
 
 CRCは薬剤師だけではなく、看護師、検査技師などさまざまな職種の方がされています。薬剤師は、そのような方面にも業務が拡がってきています。
 
 かくいう私も、現在の職場でそろそろ治験の仕事をしろ、と言われています。
 四十の手習いというかどうか知りませんが、未知の世界に足を踏み入れた感じがしています。
 はたしてどうなることやら・・・

(2008/07/19;初出2006/06)

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