
他では聞けないくすりのはなし
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みなさんは、後発医薬品についてどう思いますか?
小泉首相が国会で後発医薬品の使用促進を明言してから、やたらとメジャーになってしまった感があります。
最近、テレビCMや新聞の広告にもしばしば登場しており、国民の関心度も高くなってきています。
さて、私はかつては後発医薬品に対して、否定的な意見を持っていました。
十年ほど前のこと、ある薬で先発メーカーと後発メーカー数社に対して、アンケート調査を行ったことがあります。
簡単な質問では差はありませんでしたが、添付文書にでていないような副作用が出た場合の対処については差が出た記憶があります。
やはり副作用の集積データでは圧倒的な違いがあります。
情報量としては、当然先発メーカーが勝っています。
また、MRの数からいっても、先発メーカーのほうが圧倒的に多いということもわかりました。
通常の使用に関しては、先発品と後発品の違いはたぶんないでしょう。
添付文書は同じですし、オレンジブック(医療用医薬品品質情報集)が整備されつつあるので、物性の面でも問題がないものと思います。
品質の部分はクリアできても、薬の「情報」の部分が気になっていました。
MRさんが全国に数人しかいない場合、なかなか訪問もしてくれないでしょうし、なにか知りたいことがあっても、学術部門が充実しているのかどうかがわからないのです。
私自身、そんなことをずっと思っており、後発医薬品には悪いイメージがありました。
でも現在は、後発医薬品も悪くないかなあと思っています。
ものが同じであれば、安いに超したことはありません。
「情報」の部分でも、最近はインターネットが充実してきており、欲しい情報が至る所にあるような環境になってきています。
ですから、先発メーカーじゃないとわからない情報というのは、それほどないのではないかと思うようになりました。
実際に私が勤務している病院では、数十種類の薬が後発医薬品に変更されていますが、先発品と後発品で効果にそれほど差がないという印象があります。
さらに後発医薬品の使用を推進させるために、この4月から全国的に処方せんの形態が変わります。
「後発医薬品でも可」というチェック欄ができて、その欄がチェックされた処方せんを調剤する時は、薬剤師が患者さんと相談しつつ、後発医薬品を調剤するようになります。
後発医薬品のフォローの風はしばらく続くと思われますが、でも永遠ではないような気がします。
(2008/06/14;初出2006/02)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)