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他では聞けないくすりのはなし

子供に使う薬の実態

 実はあまり知られていないことかもしれませんが、子供への安全性が確認されないまま小児科で使われている薬が多数あります。実際のところ、小児科で使用されている薬のうち、7−8割はその添付文書に子供向けの使い方が書かれていません。安全性についても、4割の薬は「子供への適用への安全性が確立されていない」と書かれており、3割は子供への適用について何も書かれていないという事実があります。
 それはなぜかというと、子供用の薬というものは、基本的にあまり長いこと飲まずに、飲む量が少ないということもあり、市場規模が小さいということがあるので、新薬を作ってももうけにくいということがあり、なかなか製薬会社が乗り気ではないということがあります
 また、薬が市販されるまでに治験の段階を経なければなりませんが、子供に使われる薬は子供を対象に治験がされます。しかし、子供は大人より各臓器の能力が低くて、治験することのリスクが高い、そのため治験を行うことの同意が得られにくいという問題点があります。
 しかし、子供への安全性や投与量が書かれていないとはいえ、どうしても使わなければならない薬はあります。小児科医が手探りで薬を処方している現実があります。日本小児科学会は子供への用法・用量・適応の記載がない医薬品が大多数をしめる現状の改善を厚生省に求めています。

(2000/06/11)

赤ちゃん

 (参考・子供への薬の投与の換算)

 小児用量が書かれてある薬は、ふつう体重1kgあたり、何mgを投与というような書き方がされていますが、小児への投与量が書かれていない薬は、おおよその目安として次の式があります。

 (私の持っている「調剤指針」昭和58年で古いかも・・・)

1)Augsberger式

  小児用量 =  年齢×4+20  × 大人量
100

2)Harnack表

未熟児 新生児 1/2歳 1歳 3歳 7歳1/2 12歳
1/10 1/8 1/5 1/4 1/3 1/2 2/3

3)Young式

  小児用量 =     年齢     × 大人量
12+年齢

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制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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