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他では聞けないくすりのはなし

救急車つれづれ

 「救急車」っていうと、みなさんはどんなことを思われますか?私の場合救急車というと、幼い頃は近所に止まるたびにどこの家の誰が病気なのだろうと野次馬根性で見に行ったものです。
 そういえばかくいう私も、その昔一回だけ救急車に乗ったことがあります。学生時代にバイクで学校から帰ってくるときに、車とぶつかってしまったことがありました。本人は元気でなんともなかったのですが、まわりに集まってきた人たちが口々に、「知り合いで交通事故にあった人がはじめ元気だったんだけれど、時間が経つにつれて具合が悪くなってきた人がいる」なんて話を聞かされ、びびってしまいました。さいわいなことに何事もなかったでしたけど(本人は知らないだけで、ホントは頭の打ち所が悪くて、それ以来頭の回転が悪くなっていたりして・・・)。
 実際に救急車に乗ってみると、あまり乗り心地のいいものではありません。スピードもそれほど出すわけでもありませんし、サイレン鳴らしながらも赤信号で交差点に進入するときも非常に慎重です。もっとすいすいと走っていくイメージがありましたので・・・でもたまに救急車が事故をしたという記事を見つけることありますもんね。かなり慎重に行かないと危ないです。
 病院薬剤師という職業についてしまうと、お仕事がくるかも・・・という思いが浮かびます。現在、私は病院の敷地内に住んでいるわけですが、当然救急車の音はひっきりなしにあります。初めのうちは気になっていましたが、すぐに慣れるものです。
救急車
 さて、病院薬剤師という職業は、救急車が来るとすぐに仕事がはじまるかというとそうではありません。はじめに担当医師や当直婦長などが対応します。救急外来や病棟には、保管薬があり緊急に使う薬は常備されていますので、すぐに薬剤師が注射を出したり、調剤するということはありません。当直の時でも救急車が来てもうまくするとなにもしなくてもいいということもあります。明くる朝、使った薬の補充すればいいというパターン。
 でもそんなことばかりだけではなく、緊急に薬を準備しなければならないときもあります。保管薬にない薬が処方された場合や数が足りなくなった場合などがあります。特に緊急手術適応の患者さんが来られたときは、相当数の血液製剤を準備しなければなりません。
 たとえ大変具合が悪くても、救急車を呼ぶのはご近所の手前ちょっと気が引けるという話は、ときどき患者さんが言われます。でも本当に危ないときは呼ばないとね。
 ●サーチエンジンで「救急車」と入力すると、実にさまざまなサイトがヒットしますが、「救急車の呼び方」なんていうページを見つけました。 http://www.banyu.co.jp/sukoyaka/okosama119/kyukyu_jinko/_kyukyusha.html
 また、救急車がくるまでの救急処置はこちらにあります。「救急の手引<救急車が来るまでに>」 http://www.tokyo-teleport.co.jp/kyukyu/kyukyu06.htm

(2002/02/23)

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制作・著作:佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません

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