
他では聞けないくすりのはなし
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医療用医薬品「セデスG」はよく使われている痛み止めです。頭が痛いときや歯が痛い時、月経痛などによく用いられてきました。発売開始が1978年9月ですから相当に古い薬です。その成分であるフェナセチン自体は、明治時代から使用されています。
フェナセチンは前々から、長期・大量に服用することにより、腎障害が起こりやすく、また腎盂・膀胱腫瘍が発生しやすいと報告されていました。現に、医師の処方箋なしで買える市販薬の成分の中には、フェナセチンが含まれているものはありません。
4月19日厚生労働省発表資料によりますと、フェナセチンが危険であるということで、含有製剤の供給停止の措置がとられています。
「医療用フェナセチン含有医薬品の濫用対策としての供給停止について」
http://www.pharmasys.gr.jp/happyou/PMDSI_010419_1.pdf
該当する製品「セデスG」を製造・販売している塩野義製薬のアナウンス
「フェナセチン含有医薬品の濫用対策としての供給停止について」
http://www.shionogi.co.jp/010419.htm
NHKニュースのサイトもみつけました。
http://www.nhk.or.jp/news/2001/04/19/grri840000003foh.html
(videoもあります。videoは結構インパクトがありますね。ただ、高速回線じゃないとつらいかな。)
今後製薬会社から供給をしないということで、今医療機関にあるものを回収するということはしないそうです(4月20日の時点で、まだ薬の卸問屋納品がされています)。また、同じセデスでも、市販薬の「新セデス錠」や「セデス・ハイ」はフェナセチンが含まれていないので、今後も購入が可能です。
医療従事者の中でも頭痛持ちの方がおり、セデスGをずっと常用されている人もいるという話も聞きます。一部の人を強く引きつけるものがあり、セデスなしには過ごせない(セデス中毒という俗語(業界用語?)があるくらいです)、今回はそういう方も念頭に置いての措置だと思われます。個人的には今、医療機関にある在庫の争奪戦が繰り広げられはしないかと心配しています。もしくは、裏でプレミアがついて取引はされはしないかとドキドキしています。
(2001/04/19;2001/04/21更新)
(追加情報)
今回のフェナセチン含有製剤の供給停止措置、特にセデスGに関してご心配されている方からのメールを多数いただきました。
セデスGを作っている塩野義製薬やサリドン錠・粉末を製造している日本ロシュに消費者くすり相談窓口があるので、ご心配な点をいろいろ聞いてみてはどうでしょうか?
- 塩野義製薬株式会社 消費者くすり相談窓口
- TEL(06)6209−6947(医療用)
- TEL(03)3406−8450(共 用)
- TEL(06)6209−6948(一般用)
- →(医療用)か(共 用)の電話でいいと思います。
- 日本ロシュ消費者くすり相談窓口
- TEL(03)5443−7028
(2001/04/24追加)
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制作・著作:
佐藤賛治 (薬のご質問にはお答えできません)(http://d-inf.org/drug/)